昨年10月27日、天津市視覚障害学校の校長、副校長が日本人通訳、埼玉新聞の記者と共に訪れ、フィールドワークの案内をしました。
天津というと遺骨送還した地であり、「在日殉難烈士・労工記念館」や「花岡暴動記念園」があるところとして知られているので、それが縁で花岡を訪れたものと思っていました。ところがお二人は全く知らないということで驚きました。そういえば中国人留学生(秋田、弘前、岩手大)も、強制連行も、花岡事件についても、中学、高校の授業で学習したことがないし、中国の教科書にもないということでしたから、大都市の天津に住んでいても知らされないこともあり得るでしょう。
中国国内での強制連行(万人抗)、南京事件、七三一部隊、平頂山事件、毒ガス遺棄事件、日本軍慰安婦等の加害、侵略行為に比べ、日本国内の強制連行・強制労働の事実は両国国民の間でもまだまだ知らされていないと考えられます
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