No.134 花岡の地日中不再戦友好碑をまもる会機関紙
  
 規模縮小でも思い込めて
                花岡事件75周年 
=6月30日=
 信正寺本堂に17人の参列者と報道関係者3人(秋田魁、北鹿、赤旗)を前に、富樫代表の「犠牲者419人とひとことで済ませるのだはなく、1人1人の家を、容姿を想像し、
その憤り、悔しさ、悲しさに想いをいたすことが大切である。きょう6月30日、その想い
を共有するいっときにしましょう」と開会のあいさつではじめりました。
 住職蔦谷達徳師の読経がひびくなか、参列者ひとりひとりが中国人殉難者のご位牌
に向き合い手を合わせ、焼香しました。今年はみなさん、ゆっくりていねいなお参りだ
ったようです。
 日本中国友好協会からのメッセージや事前に寄せられた8人の方のメッセージもあわせて今回は印刷して参列者全員に手渡すことが出来ました。その後、供養塔へ献
花、七ツ館弔魂碑では読経のなか献花し、お参りを終えました。
 建立から55年を経た「日中不再戦友好碑」前の集いは今年も雨が降り出し、ゆっくり
語り合うことが出来ませんでした。友好碑に込められた多くの願いを改めて確かめ合
いたいものです。
 6月30日は故佐藤守理事長の命日(1周忌)でもあります。
 一行は柄沢墓苑にある守さん自ら建立したお墓を訪れお参りし、夕方から会場を移
し、供養の宴を設けました。およそ150分「不再戦・友好・平和の集い」の後半で盛り上
がりました。
 なお、午前中の大館市主催の慰霊式(22名
参列)には各団体代表1名という

       信正寺慰霊祭 蔦谷達徳師の読経
ことっで、ま
もる会から理事の伊藤保さんが代表として参
列し献花しました。

   マスク贈られる
 日中友好協会へ、中国から大使館を通して
返礼としてマスク1万枚が送られてきました。日中友好協会から「まもる会」にも届けられ、6月30日、信正寺で希望者におわたししました。
 「秋田さきがけ新報」6月30日付コラム「北斗星」を紹介します。執筆担当記者が一週間前の取材をもとにしたコラムだと思います。
 このコラムを目にした数人から励ましの電話がありました。「在野の研究者」として特筆される前代表の奥山昭五さんが現在病床にあり、則子夫人や家族が懸命に看病しているところです。
◇いしぶみ No133号 2020
  いしぶみ
◇ いしぶみ No135号