いしぶみ
 
  No.127号 花岡の地・日中不再戦友好碑をまもる会 機関紙
 2017年 まもる会活動日誌からるふりかえる
 4月4日    佐藤和喜治さん(湯沢市)死去。
          花岡で中国殉難者の遺骨発掘、収集送還に関わり、その後も証言活
          動を継続していました。         

 4月29日    岐阜郡上八幡 増田康記さん(雑花塾)小坂、花岡、多喜二、阿仁
          前田を訪ねる旅。
 6月18日    古書やまもと講座「連作木版画『花岡ものがたり』からみた花岡事件」
          (前年の「紙芝居・二度と起こすな花岡事件」に続く講座) 15名。
 6月30日    花岡事件72周年 慰霊祭・友好平和の集い  65名
 7月18日    秋田大学付属小学校6年C組授業「花岡事件」(指導:同大学生 5・
          6校時)、まもる会の富樫、庄司、渡部、齋藤の4人がゲストテーチャー
          として参加。
          子ども30人の他学生、教員、報道等26人(「秋田魁」7月22日付で報
          道する)。
 8月26~27日 国立民族歴史博物館、同総合研究大学院(千葉県佐倉市)、原山浩
          介先生他教員、院生一行11名。秋田大高村竜平先生同行。尾去沢
          、小坂、花岡をフィールドワーク。
 9月25日    第19回山形酒田港中国殉難者慰霊祭(10月1日)にメッセージを送る          。
 10月1日    国賠同盟秋田県本部最上会長中国訪問(花岡記念園がある天津他
          )にあたって資料検討等事前学習。
 10月25日   国賠同盟大館支部報「不屈」№317に、1932年9月16日の日本軍(関
          東軍)による住民約3、000人におよぶ最大の大虐殺、中国東北部の
          「平頂山事件」について2、000字の紹介記事を掲載。
 ◇これまでフィールドワークや学習会に参加された人々◇
案内回数 人数 いしぶみ 備 考

~2010

217 5,842 ~№105  『フィールドワーク花岡事件』発刊
2011 12 197 106~109  
2012 11 237 110~113  
2013 13 204 114~116  
2014 8 178 117~119  七ツ館70周年『地底の唄』刊行
2015 12 148 120~121  花岡70周年『記念誌』刊行
2016 17 254 122~124  東北歴史認識研究会(3大学合同)
 案内サークルが発足して20年。ようやく7,000人余りの人たちが花岡事件を体験するようになったが依然として知らない人が圧倒的に多いというのが事実であろう。戦争中の被害の事実を知る人さえ記憶から消えつつあるとされるいま、日本軍や日本人による加害の事実はましてやである。「話題にしたくない」「学ぶ対象には?」という傾向さえある。加害の事実は当時の日本軍や政府によって隠蔽されてきた歴史もあり、現安倍政権にいたっては侵略戦争さえ認めず、侵略行為もなかったことにしたい姿勢にしている。そうした状況のなかで3大学の「歴史実践」や秋大付小・中の授業実践は特筆されるし、希望を抱かせる取り組みである。
   2017
6 204 125~127  同上『報告書』(岩大今野先生から)
296 7,259    
いしぶみ   No.128号  2018.6.1