2024年6月30日 信正寺本堂
 日中不再戦友好平和の集い
 友好碑」を囲んで行われる予定だった「友好平和の集い」は今年も悪天候のため昨年に続いて信正寺本堂で行われ、昨年57年ぶりに補修された友好碑は補修カンパをしてくれた会員に披露することができませんでした。
 「集い」では、カナダ在住の女性が「バンクーバー9条の会」にさんかし、日本の歴史を学加害に向き合うようになり、特に沖縄については深い関心があり、沖縄の怒りに心を寄せている」とのことでした。
 上海在住の研究者は「中国の若い人は日本を嫌ってはいない。政治家の発言などに反発し嫌いになることはあるが、むしろ日本の文化などを通して日本のことが好きな、友好的な人が多い」とのことでした。また「中国の学生は日本で慰霊祭が長い間続けられていることに、すばらしいことだ」と感動しているという。
 教科書問題も話題になりました。展示会で見た教科書には「せんそうが史実に基づかずに書かれていたり、戦争を賛美する文章だったり、戦争を大東亜戦争としアジアを解放する戦争だった」とする教科書が見られたということです。子どもたちに一方的な認識を与える内容のきょうかしょであり、子どもに真実を学び取らせる記述が減っているとのことでした。
 初めて参加した女性は「市民レベルの活動が続けられて、ほんとうの姿に触れることができました。市民レベルの平和活動の大切さ、戦争しないことの約束事をしっかり守らないといけないと考えさせられた。この集いに参加してほんとうに良かった」と感想を述べてくれました。
友好平和の集い(信正寺本堂)