秋田県大館市の「花岡の地・日中不再戦友好碑をまもる会」は、花岡事件79周年にあたる6月30日、同市花岡町信正寺で「第76回中国殉難烈士慰霊祭」「日中不再戦友好平和の集い」を行いました。
花岡事件は、侵略戦争下の1945年6月30日、強制連行された中国人労働者が花岡鉱山下請けの鹿島組(現鹿島建設)での過酷な労働や虐待などに蜂起したもの。46年3月までに419人が亡くなりました。
齋藤光雄代表は、人間の尊厳を奪う強制連行・労働の実態にふれ「犠牲者の憤りや悲しみ、悔しさを胸に刻み、二度と過ちを繰り返さず、平和を守る誓いを新たにしよう」と呼びかけました。
日本共産党の加賀谷千鶴子県議、今泉まき子大館市議が参加。高橋千鶴子衆院議員からの「金権腐敗にまみれ、悪法を次々強行し『戦争国家づくり』を進める自民党政治を止め、平和と人権、民主主義を守るため一緒に力をあわせましょうとのメッ
セージが紹介されました。参加者らは供養塔、七ツ館弔魂碑に献花。日中不再戦友好の集いでは、有事をあおり改憲、大軍拡を進める政府への怒りや、同会の市民による「慰霊祭」等の歴史にふれ、平和外交推進へ市民運動の重要性など活発な発言が相次ぎました。