秋田大学教育文化学部社会科研究室<巡検>  2024年8月22日の感想文が送られてきました。 学生さんの感想は
     ・事件関連の遺物の喪失
     ・事件医関する遺跡、碑のこと
     ・現地を歩いて犠牲になった中国人の思い
     ・改めて事実認識の深まり
     ・後世に伝えるための授業構想
     ・語り伝えるための育成プラン
など、多様で貴重なご意見でした。参加者全員の感想を載せればよいのですが紙面に限りがありますので、参考例として田中啓太さんの感想文を掲載し、他の学生さんの感想は編集部で勝手ながら要点と思われる事柄を抜き出しました。意にそぐわないところもあるかと思いますがご諒承願います。(巡不動)。     
矢澤幸太郎

・私たちが生活する秋田で軍部、警察、民間人などが関わる加害的な事像・地域の方々の取り組みがおこなわれていることをしることができた。
・中山寮や共楽館などの被害を表すしせきがことごとく残っていない。
・中国の方々との交流はあるのでしょうか。

南 香彩

・花岡事件に関する理解を深めることが出来たとともに「戦争」について改めて考えるきっかけになりました。
・実際に労働させるとき国の方から中国人の扱いをさらにひどくすることを促す指示(関係資料6)をだしていたことをはじめてしりました。
自分たちの国が過去にやってきとこと、されてきたことに真摯にに向き合うことの重要性を感じた。
・自分が実際に行ったことからこそ感じたことを児童生徒に伝えることができたら良いなと思った。

小杉紗菜
 

・友好碑、共楽館址碑を訪れたとき、この近くに中国人強制連行労働者たちの遺体が埋められていたり、中山寮の跡地があったり、今自分が踏んでいるこの地で拷問んが行われているのだなと肌で感じたり、思いをめぐらされた。
・戦争が終わっても働かされていた。
・外部の情報も一切知ることができている人がいるのに埋め立てたなどのの話が印象に残った。
・ボランテアを募って、慰霊碑などの付近を掃除したり花を植えたりしてきれいに整備する活動を行ってみてはどうかと考えた。

佐藤優奈
 

・一斉蜂起を企てるような精神状態の中でも唯一優しく接してくれた
越後谷さんが看守のときは日をずらしという中国人労働者の思いやりを考えると心が痛んだ。
・花岡事件に関係する建物などがあまり残っていない。当時の人々が
徹底的になかったものにしようとしていたことが感じられた。
・「忘れられた歴史は繰り返す」という言葉を聞いたことがある。しっかり受け止め、風化させない必要がある。