いしぶみ
       No.144     発行  2023.12.10
       花岡の地・日中不再戦友好碑をまもる会 機関紙

 

 

  2023年 本年度の活動について

1.「日中不再戦友好碑」の補修、清掃
   建立から58年、痛みと汚れが目立つようになっていました。78周年の今年6月
  30日を前に、渡辺石材店さまのご協力もあり、見違えるようにきれいになり、刻ま
  れた文字もはっきりと読めるまでになりました。新たな装いで“不再戦友好平和”
  を呼びかけ、訴え続けることでしょう。改めてご協力いただきました皆様に深く感
  謝とお礼を申し上げます。

2.曹洞宗東北管区人権啓発研修会 9月27日~28日 32名
     27日 学習会 13:30~20:30
              報告 「中国人強制連行と強制労働」と花岡(富樫)
                 ・花岡事件のフィールドワークについて(庄司)
                 ・朝鮮人と花岡事件・七ツ館を中心に (齋藤)
     28日 フィールドワーク 8:30~10:30(庄司、齋藤)

3.秋田大学大学院性フィールドワーク
     10月6日 鎌田信一、外池智両先生 一行33名 (庄司、齋藤)
            鳥潟会館で全体研修のあと、フィールドワーク (庄司,齋藤)

  「台湾有事」の戦場はと問われるならば、アメリカでも中国でもなく、台湾(中
国)と日本になることはアメリカ政府と軍部がいちばん知っているにちがいない。
それでも日本の国民は日本政府や米国政府に唯々諾々と?そして「強兵貧国」の途をたどるとでも。
これまで私たちが案内した団体・個人
              (「Peace 北秋田」No.44参照)
    年  案内件数   人数   いしぶみ     備   考
  2022    6    65  No.139~141  
  2023    4    77  No.142~144  
  合計   333   7,699     2022年以前含む
花岡を訪ねることは
―曹洞宗東北管区研修会夕食懇談会から―

◎ 関係ある=訪ねなければならない場所が5カ所以上と広範にわたり、2時間半
 もかけてまわるとは思わなかった。それだけに中国人を虐待し、過酷な労働を強 いた居住空間だけでなく、労働現場は花岡の中心部を含め、鉱山町の広い場  所にわたっていたことになる。それに加えて信正寺の長年にわたる朝夕の“お  つとめ”は当然としても、花岡、大館の町民、市民の“友好平和”の願い、思い   が次 第に拡がり、深くなっている具体的なあらわれでもと思える。
◎ 私たち宗教者も特に「人権啓発」を中心に布教している者としては、花岡事件 は中心的なテーマでもある。信正寺を中心に、これからも深くか関わっていきた  い。