2023年 花岡事件78周年 第75回中国殉難者慰霊の集い |
No.143 発行2023.7.10
いしぶみ
花岡の地・日中不再戦友好碑をまもる会 機関紙
ご あ い さ つ
「日中不再戦友好碑」についての報告
ではありません。しかし、「殉難者の皆様、安らかにお眠りください」と、最後の集いの宣言を言えるような状況ではないことが、日本政府のかたくななたいどにあらわれています表われています。歴然とした歴史上の事実を「そのうちみんな忘れ、なかったことになる」とでも言いたいのでしょうか。
80周年が目前です。私たちは、花岡事件を通じて、信の不再戦・友好・平和の決意を、より強く広げていきたいものです。
最後に、「日中不再戦友好碑」が1966年5月の除幕から57年目となります。碑本体台座の會だが浸食し、雨水などがたまるようになり、補修と洗浄をしました。皆さんからの募金で賄うことが出来ました。ありがとうございました。 代読 齋藤光雄
花岡の地・日中不再戦友好碑をまもる会
代表 富樫康雄
信正寺本堂 読経のなか殉難者のの冥福を祈る
殉職された方々のご位牌と参列された皆さんと、離れたところからのあいさつとなり、どうかお許しください。
ちょっとした不注意がおおけがのもととなるということを、身をもってしることになりました。その間、齋藤代行や庄司事務局長を中心に準備をし、今日を迎えることができました。
花岡事件から78年の内、75年間毎年慰霊の集いを行うことは、決して簡単
1966年の建立、除幕して以来、57年ぶりに一新しました。当初80周年の活動として予定しておりましたが、2年早めて台座を含めて補強、補修をし、碑全体の57年の汚れを落としたものです。
これに当たっては山口敦子(京都府)さま、信正寺先住職蔦谷達元(現崇福寺東堂)さま、渡部石材店さまをはじめ、多くの方々の貴重なカンパをいただいてできたことです。心からの感謝とお礼を申し上げます。
57年の汚れを落とし、台座を補修した
日中不再戦友好碑
日中不再戦友好碑には雨のため残念ながら行けませんでしたが、それでも集いには初めての参加でした。違和感もなく貴重な体験をさせていただきました。名前しか存じ上
げなかった茶谷さんのお話もきけたし、富樫さんの立派で素敵なお孫さんの話も聞けて嬉しかったです。中国と日本、両方の大学で教えているという明治学院大学の石田先生の話が印象的でした。日本ではこんない騒いでいるのに、中国ではいつもと何の変わりなく落ち着いているという。思わず、拍手してしまいました。
それにしても、富樫代表のごあいさつでも言及されていましたが、このような慰霊の集いを75回も継続させて現在に至っているということは、、どんなにすごいことなのか、どんなに大変なことであったか、私にも容易に察することができます。あらためて敬意を表します。
弔魂碑前で1944年七ツ館坑大落盤で犠牲になった
日本人11名朝鮮人11名の冥福を祈る
平和・友好の集いに参加して
―事務局から―
山木敏子
「追善供養塔」「七ツ館弔魂碑」に献花するお花を今年も奏幸子さん、石戸谷友一さん、山木敏子さん協力をしていただきました。また、ピース秋田の皆さんからは昨年に続いて、たくさんの方々の祈りをこめられて折られた千羽鶴3束が集いの会場に飾られました。ありがとうございました。