私は大学に入り、初めて花岡事件について知りました。地元の秋田で起こったことなのに知らなかったことが悲しかったし、驚きました。
私たちは何においても被害の側面からみて、「こんな悲惨なことがもうおきないでほしいな」とおもうことが多く、加害の面から学習することはあまりなかったように感じます。私は花岡事件で秋田の人が昔ひどいことをしていたことを知ったときに、もう私たちは同じ過ちを繰り返してはいけないという想いを持ちました。被害の側面から見ると、憎しみや、受け身の「もう起こさないでほしい」という感情が起きるのですが、加害で見ると自分自身がそのようなことを繰り返してはいけないという想いを持つような気がしました。花岡事件のことを知り、知ってもらうことは同じ過ちを繰り返さないためにすごく大切なことだと私は思いました。
今回花岡事件にまつわる石碑やお話、資料をたくさん見せていただき、私が大学で聞いた花岡事件は空想ではなく、実際にあった事件だということを感じました。この場所で苦しみながら生きていた人がたくさんいて助けてもらえなかったという辛さが伝わってきました。亡くなった方々一人一人の人生があり、それが私たち秋田の人や日本人が奪ってしまったのだということを忘れてはいけないし、つないでいく必要があると思いました。
加害の側面から見ることの大切さや地元の秋田の忘れてはいけない事件について深く知ることができて本当に良かったです。今回学んだことはまず、家族や友達など身近な人に伝えていきたいです。
花岡事件についてたくさんのお話や案内など、貴重な体験を本当にありがとうございました。
